恋心は消えた
恋愛話は盛り上がるものだ。
ゆえに、いじめやからかいの元にもなる。
小さな頃に恋をした。
ゆえにとても純粋で幼い恋だった。
好きなら好きと言えるほどに。
そしたらみんなに知らされて、からかわれて。
壁に向かって、誰にも見えないように泣いた。
そのときの壁が、とても印象に残っている。
幼すぎたその恋はその瞬間に、からかわれたことでの悲しみで消え去っていたのを理解したのは後のことである。
こんな簡単に消えてしまえるものだと知った。
所詮は幼い恋ゆえに。
それなのに、あんな目に遭った。
だから、それから恋をするのはやめた。
気になる子ができても、ときめいても、きっと勘違いだと思うことにした。
そしたらどうだろう。本当にすぐに恋ではなくなった。
やっぱりか。と思った。
それから本当に恋をしたことがない。
いつか、冷めない恋が生まれるだろうか。
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